法人のお客様へ

2011年春・地上デジ対応SPIDER PRO

2007年の販売開始以降、おかげさまでSPIDER PROのお客様は300社を超え、広報、宣伝、マーケティング、映像製作といった様々な職種のプロフェッショナルの方々に毎日ご利用いただいています。
現在のSPIDER PROはアナログ放送のみの対応ですが、来るアナログ放送の終了に際して地上デジタル放送対応のSPIDER PROを2011年4月に発売いたします。もちろんハイビジョン画質に対応し、1週間分の全チャンネルの録画を実現します。
現行のアナログ版SPIDER PROをご利用のお客様には、デジタル版発売に際して原価に近い特別価格でご提供させていただきます(現行アナログ版から導入いただいた方が格安になります)。また、アナログ版からの移行がスムーズに進むように、在庫確保や設置支援をさせていただくなど優先的な対応をさせていただきますので、ぜひ今からSPIDERをご活用ください。

今すぐに発売しない理由

地上デジタル放送対応のSPIDER PROを今すぐに出さない理由は2つあります。
最大の理由は、現状のままではお客様にご満足いただける製品ができないことです。デジタル放送をそのまま1週間録画するにはハードディスクの記録容量が現在の6倍ほど必要です。このままでは大きく、コストも高く、そしてハードディスクの台数が増える分、故障率が高いものになります。また、現在の制度上、録画した映像のコピーや編集に制限が多く、使いづらいものになってしまいます。先日、新社屋への引越しに合わせて、テレビや録画機器を全て地デジ対応製品に入れ替えた企業の方とお話をしました。これまで自社関連の報道は、役員全員がDVDでチェックしていたのに、地デジ用になってからは9枚しかコピーが作れず、非常に不便になったと嘆いていらっしゃいました。

このような状況で製品を出したとしても、とてもお客様にとって理想の製品にはなり得ません。今はハードウェアの要素技術が十分成熟し、値段が下がるのを待つべきであると考えています。また制度面においては、コピーや編集の制限といったユーザーの利便性を阻害する規制は次第に緩和されていくことが予想されます。このような点で、2011年の地上デジタル放送完全移行時がSPIDER PROのデジタル対応に最適なタイミングであると考えています。

もう1つの理由は、現在、お客様からすぐにデジタル放送対応の機器が欲しいというご要望が少ないということです。おそらく地デジ対応機器の上記のような使い勝手の悪さが影響しているのだと思います。日々、業務に追われているお客様には画質を上げるために使い勝手を犠牲にするなどとんでもない、ということなのでしょう。

私たちのビジネスモデルは一般のメーカーとは違い、ハードウェアを販売して終わり、というものではありません。販売後のサービスに対して対価を支払っていただく、サブスクリプション(月額課金型)モデルです。このような弊社の事業を支えていただいている300社以上のお客様があるからこそ、私たちは製品を性急に出すのではなく、「技術」と「制度」の両面を熟考し、最適なタイミングでお客様にとっての「理想の製品」を開発できるのです。

SPIDER PROはたくさんのお客様から様々なフィードバックをいただき、進化してまいりました。その皆様との会話の中で感じていることがあります。それは、今まで見えなかったテレビでのパブリシティ効果が、手に取るように見えるようになったことで、企業のコミュニケーションに劇的な変化が起こりつつあるということです。そしてこの変化は止めることのできるものではありません。来るべき未来は、消費者の口コミはもちろん、企業のコミュニケーションを含むあらゆる打ち手が可視化され、検証可能となる世界です。SPIDER PROはこれからも新しい時代のマーケティング、コミュニケーションを支援すべく進化してまいります。どうぞご期待ください。

※総務省は19日、2011年7月に地上デジタル放送に完全移行した後の激変緩和措置を全国のCATV会社に要請した。
アナログテレビなどをそのまま使用する家庭向けに、地デジ波をアナログ変換して再送信するのが柱。アナログ変換は2015年3月末までの暫定措置。アナログではデータ放送を受信できないなど機能が制約される。(2010/02/20, 日本経済新聞 朝刊)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20100220ATFS1901719022010.html


株式会社PTP 代表取締役社長 有吉昌康


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